TEAM au 藤井快、野口啓代が優勝!/第13回ボルダリングジャパンカップ

2月3~4日、第13回ボルダリングジャパンカップ(BJC)が駒沢オリンピック公園 総合運動場屋内球技場(東京都・世田谷区)で開催され、女子はTEAM auの野口啓代が2年ぶり11回目の優勝。また、男子は同じくTEAM auの藤井快が男子では前人未到の3連覇となる優勝を決めた。伊藤ふたばと楢﨑智亜もそれぞれ3位に入り、計4名のTEAM auメンバーが表彰台へ登った。

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写真/日本山岳・スポーツクライミング協会

BJCは日本代表選考大会で、ボルダリング日本王者を決する年に一度の大舞台。13回目を数える今大会には、全国から男子96名、女子61名がエントリー。国内の有力選手が集結するハイレベルな戦いを一目観ようと、4日の準決勝・決勝のチケットは完売。会場に詰めかけた過去最多の1,661名が熱い視線を注いだ。

3日の予選では有力選手が順当に準決勝に進出するなか、TEAM auの楢﨑明智は競技直前に腰を痛め無念の棄権となった。翌4日午前の女子準決勝では唯一全課題を完登した森秋彩がトップ通過。野中生萌、野口(ともに3完登)、伊藤(2完登)の3選手も決勝へと駒を進めた。男子では、藤井、楢﨑の両選手が2完登で並んだが、アテンプトの差で藤井選手がトップ通過となった。

迎えた女子決勝、優勝争いが最終課題までもつれるエキサイティングな展開を制したのは野口。圧巻のパフォーマンスで唯一全課題を完登した絶対女王が、2年ぶり11回目となる優勝を手繰りよせた。2位に入ったのは、今大会強さが際立った14歳の森。前回大会を史上最年少で制した伊藤は3位に入り、2年連続の表彰台となった。

続く男子決勝、勝負の分かれ目となったのは第2課題。先にトライした5選手全員が攻略できなかった難関を6番手に登場した藤井が一撃(最初のトライで完登)すると、会場は大歓声に包まれた。これで勢いがついた藤井は続く第3課題も完登し、完登数で並んだ村井隆一をアテンプト差で退け、前人未到の3連覇を達成した。

<野口啓代選手 コメント>
優勝できると思っていなかったのですごく嬉しいです。年々、日本のレベルが上がっているので勝つのが難しくなっていて、今年も優勝候補が4人、5人といる中での優勝なのですごく嬉しいですし、なにより自分のベストのクライミングができたと思っています。今、若手がどんどん伸びていて、去年優勝できなかったということもありますし、今回のジャパンカップで優勝できなければ自分はダメだなと思ってずっとトレーニングしてきたので、すごくホッとしたというか、ずっと自分にプレッシャーをかけてきたので解放された気分になってこみ上げるものがありました。

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写真/日本山岳・スポーツクライミング協会

<伊藤ふたば選手 コメント>
準決勝では迷いがあって自分らしい登りが出来なかった。決勝ではしっかり自分らしい登りをしたいと思いました。決勝は楽しむことができたのでよかったです。これまでW杯出場を目指してやってきたので、今年から出場することができて、楽しみだし、嬉しいです。W杯も出るからには決勝に行きたいと思っています。

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写真/日本山岳・スポーツクライミング協会

<野中生萌選手 コメント>
頑張ってトライしましたが、こんな結果でした。単純に私が弱かったし、みんなが強かったですね。結果をみれば惨敗なんですが、フィーリングとしてはまだまだ上げられるところはあります。シーズン初戦として、この結果を受け入れて、次に繋げていければいいなと思います。

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<藤井快選手 コメント>
3連覇はずっと狙っていたので正直なところホッとしているというか、単純に嬉しいです。自分の中では失うものはないと思っていました。これで良くてもダメでも、僕のパフォーマンスには関係ないし、そこはプレッシャーにする必要はないのかなと思いました。逆にそのプレッシャーを楽しめれば良いかなと思っていたので、そこまで大きな重圧ではなかったです。決勝はすごく楽しかったです。

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写真/日本山岳・スポーツクライミング協会

<楢﨑智亜選手 コメント>
BJCで決勝に残ったのが3年ぶりくらいだったので、まず決勝に残れたことが嬉しかったです。ここまで来たら優勝したいという思いもありましたが、藤井選手がやっぱり強かったです。第2課題は誰もできないと思っていたんですけど、それを登った瞬間に藤井選手が一番強かったなと思いました。悔しい思いはありますけど、しょうがないかなと思います。でも表彰台になんとか登れてとりあえずは良かったです。

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写真/日本山岳・スポーツクライミング協会

<女子決勝>
1位:野口 啓代(28)/4t10 4b9
2位:森 秋採(14)/3t6 3b5
3位:伊藤 ふたば(15)/3t9 4b10
4位:尾上 彩(22)/1t2 2b6
5位:野中 生萌(20)/1t3 3b7
6位:谷井 菜月(14)/0t-- 2b12

<男子決勝>
1位:藤井 快(25)/3t4 4b6
2位:村井 隆一(23)/3t5 4b6
3位:楢﨑 智亜(21)/2t3 4b4
4位:原田 海(18)/2t3 4b10
5位:石松 大晟(21)/2t4 4b5
6位:杉本 怜(26)/2t5 4b10